看護師の夜勤手当額の推移

看護師の夜勤手当の支払い方法と夜勤手当額の推移

看護師への夜勤手当の支払い方法は主に2通り

どうしても気になる夜勤手当の給与額ですが、
看護師の夜勤手当の支払い方法には大きく分けて2通りあります。

1:深夜割増賃金とは別途で定額の夜勤手当が支給される。→全体の42.3%
2:深夜割増賃金を含めて定額の夜勤手当が支給される。→全体の46.1%

病院の規模で見ると、傾向として、病床数が500床を超える病院だと1のベットでの定額の夜勤手当が支給される割合が高く、逆に病床数が99床以下の小規模の病院ほど、2の定額深夜割増賃金に夜勤手当が含まれた形での支給が多いようです。

つまり、経営が安定していて、余裕のある大規模病院の方が、手厚い夜勤手当が支給される傾向になります。

(参考:2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査【日本看護協会】)

看護師の夜勤手当額の推移(2006年から2011年)

■三交代制準夜勤
2006年:3,936円
2008年:4,044円
2011年:4,399円

■三交代制深夜勤
2006年:4,913円
2008年:5,038円
2011年:5,490円

■二交代制夜勤
2006年:10,319円
2008年:10,718円
2011年:11,276円

夜勤手当額は年々増加傾向にあります。
夜勤手当が年々増えている理由としては、身体的、精神的に看護師への負荷がとても思い夜勤に対して、比較的人件費への負担が少ない賃金処遇の対応として病院側が採用しやすいためだと思われています。

一方で、夜勤専従看護師への特別な手当てを実施している病院は全体の16.5%にとどまっており、まだまだ看護師への待遇はよくなっているとは言えない状況が続いています。

夜勤専従のメリットとデメリットを紹介

一般的に夜勤専従と訊くと、どうしても『夜勤=身体がキツイと』いうイメージがつきまとい敬遠しがちです。
しかし、実際は夜勤専従は全くの逆で、むしろ『身体がラク』と言う方が多いようです。

その理由をご紹介します。
夜勤専従のメリットとデメリットはこちら