看護師さんが履歴書を書くときの注意点
普段、ほとんど書くことがない履歴書。
いざ書くとなると、どう書いていいのか悩む方も多いのではないでしょうか。看護師さん向けの特別な履歴書がある訳ではありませんので、まずは基本的な履歴書の書き方をおさらいしましょう。
左面を書き終わったら、次は右面です。志望動機・賞罰・免許・資格欄などを記入していきます。
このページは履歴書の右面の志望動機・賞罰・免許・資格欄などの書き方の説明ページです。
履歴書の左面(氏名・住所・電話番号・学歴・職歴)の書き方はこちらを御覧ください。
履歴書のサンプル 履歴書の右面
<履歴書 右面>
⑨賞罰
学歴と職歴の記入後に、賞罰の内容を記入します。
特にない場合は『なし』とそのまま書きます。
職歴・学歴・賞罰の全ての記入後に、最終行の右端に「以上」と書く事を忘れずに。
【「賞」に記入すべき事柄】
履歴書の賞罰の『賞』に該当するのは、スポーツであれば国内の大会で優勝・もしうは入賞が該当します。地域の小さな大会での優勝などは通常記載しません。
また、文化活動の場合も、国内なら芥川賞・読売文学賞などのように知名度が高く、権威のある賞が基準となります。地方の展覧会の入賞などは通常書きません。
【「罰」に記入すべき事柄】
罰の場合は書かなければならない内容は決まっています。1年以上の懲役、又は禁固刑に処された場合は、そのことを書かなければなりません。
入職後に、詐称が発覚した場合、経歴詐称となり、雇用後の解雇の対象となります。
⑩免許・資格
取得時期の古い資格・免許から時系列順に記入します。
※看護師の資格名は、『看護師免許 取得』『准看護師免許 取得』と記入します。
看護師免許以外の免許、普通自動車免許も取得している場合は一緒に記入します。また、業務に全く関係ない資格・免許(世界遺産検定マイスター・夜景鑑賞士検定など)は、免許・資格欄に書かずアピールポイントや趣味の欄に書くようにしましょう。
⑪自己PR
自分の得意とすること、過去の経験、目標などを簡潔に書くようにします。ここに記載した内容が面接時に訊かれることもあります。記載したエピソードや、仕事の経験などは面接時に深堀りして訊かれた際も答えられるように自分の中でまとめておくようにしましょう。
- 自身の理想とする看護観(看護師として大切にしていること)
- 得意な業務
- プリセプターの経験やマネジメントの経験
- 過去に取り組んでいた委員会活動や業務の改善など
- 患者さんとのエピソード
⑪志望動機
志望動機は最も重要な部分です。
途中で書き直せるように、最初は鉛筆・シャープペンシルなどで下書きをしてから清書するようにしましょう。
- 何故、この病院を志望するのか。
- 他の病院とはどのような部分で異なるのか。
- そして、志望の病院に入職して、自分は何が出来るのか。
- 将来的に何をしていきたいのか。
を意識して、具体的に自分の言葉にしてまとめるようにしましょう。ホームページやパンフレットに記載されている文章をそのまま引用(コピペ)したり、曖昧な表現で『貴院の看護観に魅力を感じて』などの表現は避けるようにしましょう。
人材紹介会社を利用している場合は、担当のコンサルタントから志望動機についても具体的にアドバイスを頂けます。志望の病院が決まっている場合でも、面接や履歴書の書き方のアドバイスを受ける為にまずは登録してみるのもいいかもしれません。
志望動機は、あなたの人間性も現れます。出来るだけ自分自身の言葉で、素直な気持ちをまとめるようにしましょう。
⑫通勤時間
基本的には『ドア TO ドア』の時間を記入します。電車・バスの乗車時間ではありません。事前に乗り換えアプリなどで調べて記入しておきます。
⑬その他特記事項
希望する職種や、入職可能日、病院に寮がある場合は入寮を希望するかどうかなど、事務的な希望を記入するのが一般的です。
配属希望は、第一希望だけでなく、第三希望まで記入しておきます。
第一希望:△△病棟 第二希望:□□病棟 第三希望:◯◯病棟
また、人材紹介会社を利用している場合は、コンサルタントが希望の病棟や希望年収の調整もやってもらえますので、この欄の書き方も事前にすりあわせしておきましょう。
希望がない場合は「特になし」と書いておきます。
このページは履歴書の右面の志望動機・賞罰・免許・資格欄などの書き方の説明ページです。
履歴書の左面(氏名・住所・電話番号・学歴・職歴)の書き方はこちらを御覧ください。