看護師らの技能向上 島根県立大に支援拠点

 島根県立大は10月1日、各地で働く保健師や看護師、助産師らの知識・技能を高め、培った研究成果を地域に還元するための拠点施設「しまね看護交流センター」を出雲キャンパス(出雲市)に開設する。

 就労した卒業生や修了生らの離職を食い止め、資格がありながら職場復帰できないでいる人の復職支援も行うといい、同キャンパスにある看護学部の全教員が参画して事業を進める。

 同キャンパスではこれまで、社会人を対象にした公開講座や出前講座の開講、自治体との連携事業などを行ってきたが、対応窓口がそれぞれ異なっていた。

 センターでは、それら窓口を一元化。研究部門で培ったノウハウを地域に還元しやすい環境を整え、看護師や保健師らの支援体制を強化するのが狙いで、地域連携推進部、看護研究支援部、キャリア支援部を設けて対応する。

 看護研究支援部は、初めて臨床研究に挑む看護師の相談・指導を行い、研修などを通じて技能向上を後押し。キャリア支援部は、看護師や助産師の実践力アップに向けた指導のほか、県内の医療、福祉機関に就職した卒業・修了生らの相談に応じ、県内の病院の研究もサポートする。

 センターは同キャンパス1号館の3階に開設。県立大は「教育力や情報発信力を高め、大学を身近に感じてもらいながら、より良質な保健・医療・福祉サービスの提供につなげたい」としている。(石田仁史)

(参照サイト:読売新聞

追記コメント|看護師の転職・復職サポート!ナース.jp

こういった支援は、キャリアップを目指している看護師さんには嬉しい支援ですね。
特に首都圏と比べて地方の都市ですと、自身のキャリアップに不安を感じる看護師さんも多いと聞きます。

大学と連携したこういった動きは今後も増えていく事を期待しています。

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