看護師のハローワークと転職会社の利用どっちがオススメ?

看護師の転職にハローワークは使える?

転職と言うと、真っ先にハローワークが思い浮かぶ看護師の方も多いのではないでしょうか。
ハローワークはどんな地方にもありますし、公的な機関なのでどこか安心感もあります。また、地元の求人も多く集まっており、地元で働きたい人にはとてもいい選択肢のように見えます。

しかし、一見メリットが多く見えるハローワークの求人ですが、実は看護師の場合はハローワークを利用するのはオススメできません。というのも、看護師の場合はハローワークを利用するメリットはとても少ないんです。

具体的にどういった部分がハローワークを利用することのデメリットになるのかを、解説します。

看護師のハローワーク利用のデメリットは?

求人情報と実際に入職後の条件とのギャップが大きい

近年は、ハローワークにも看護師資格を持った人向けの求人も増えてきてはいます。そのため案件数はある程度あります。

しかし、ハローワークはあくまでも仕事を紹介するだけ。給与や待遇面の交渉は一切してくれません。また、求人で掲載されていた条件と、実際に入職した際の条件が全く違うということもしばしば見られます。

そのため、ハローワークで転職しても、実際に働き始めると当初想像していた環境と違い、すぐにまた転職活動を始める看護師も少なくないのです。

ハローワークの求人の条件は基本的には標準レベルよりも低くなりやすい

ハローワークに掲載されている情報は、誰にでも閲覧できる状態にあります。

そのため、好条件の求人をだすと現役で働いている看護師さんも見れてしまうため、現状の条件よりも好条件では掲載できず、むしろ低い条件になりがちです。また、看護師の求人サービスのように間に入って交渉してくれるエージェントもいないため、条件アップの交渉も自らしていかないといけません

そのため、同じ病院の求人でも、看護師転職サービス会社経由の求人と、ハローワークでの求人との条件に大きく差が開いてしまう事もしばしば見られます。

本当に好条件の求人はそもそもハローワークにはない

繰り返しになりますが、ハローワークは誰しもが利用できるサービスです。そのため、好条件の求人を出すと応募が殺到してしまい、病院の人事が対応しきれないこともあります。

応募が多いと、採用側としても履歴書の確認、面接の日程の調整など、人事部門にかなりの負荷がかかります。
そのため病院の人事担当としても、急募の求人や好条件の求人の場合は特に、エージェントが一次審査の代わりにある程度応募者を絞り込んでくれる看護師転職サービスを利用する傾向にあります。

また、転職サービスは入職者が決まらない限り病院側に費用は発生しないため、病院としてもノーリスクで利用できます。そのため、近年は看護師の転職サービス会社を利用する事が多くなっています。

つまり、採用側のメリットと応募側のメリットが合致しやすい為、結果として看護師転職サービスに好条件の求人が集まる形になります。

看護師転職サービスを利用するメリットは?

では、ハローワークではなく、看護師の求人情報サービスを利用するメリットはなんでしょうか。

もちろん、好条件の求人の中から自分の希望に沿った求人を選ぶ事が出来るのはもちろんのこと、大きなメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 自分の希望する勤務条件にマッチした求人をコンサルタント(エージェント)がピックアップして提案してくれる。
  • 面接日の設定や、勤務条件の交渉など、自分一人ではではなかなか出来ない病院との面倒なやりとりを、すべて代理でおこなってくれる
  • 特に初めての転職の人には特におすすめ。転職のプロであるコンサルタント(エージェント)から、転職に関して不安や悩み相談、模擬面接や、履歴書、職務経歴書の書き方の指導を受けることができる。

つまり、コンサルタント(エージェント)に自分の希望条件を伝えるだけで、すべて代理で転職の準備を進めてくれるのです。

働きながら次の職場を探す場合や、勤務体系が不規則な看護師の皆さんは特に、自分自身で面接日程日など組むのが大変だと思います。
また、給与面や、離職率、実際の職場の雰囲気など自分では直接訊きにくい事もすべて代理でコンサルタントが訊いてくれますので、就職のミスマッチも起こりにくくなります。

看護師のみなさんはすべて無料で転職サービス会社を利用出来ますので、まずは気軽に利用してみることをオススメします。
特に初めて転職をする方は、まずはコンサルタントに相談すると、もやもやした自分の希望条件もはっきりと見えてくると思います。