看護職員需給状況調査(離職率の推移)

「2012 年 病院における看護職員需給状況調査」(公益社団法人 日本看護協会)によると、看護職の離職率は、常勤で10.9%、新卒で7.5%と、4 年連続減少したものの、夜勤負担の重い病院は高い傾向が続いています。

看護職員の離職率は、常勤・新卒ともに2008年度から4年連続で減少しています。看護職員の離職率低下の要因としては、労働条件の改善や、教育研修体制の整備に取り組む病院が徐々に増えていることが考えられます。

特に、新卒の離職率は 2010 年度以降、顕著に減少している傾向がみられ、2010年4月に新人看護職員研修が努力義務化され、各病院が取り組みを進めてきたことの効果だと思われています。

しかし、大規模な病院では比較的、教育研修体制が比較的整備されてきている一方で、中小病院では未だに体制整備が困難なところも多くあり、その結果が病床規模別の新卒看護職員の離職率に顕著にあらわれていると考えられます。

過去 5 年間の離職率の推移(2007~2011 年度)
過去 5 年間の看護師の離職率の推移(2007~2011 年度)

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