山口県)看護師ら70人デモ 医療環境の充実訴え

 看護週間にあわせて県内で働く看護師らが15日、山口市内で集会やデモ行進をし、医療や看護の充実を求める要請書を県に提出した。

 デモ行進には約70人が参加。「医師・看護師の長時間労働反対」「安全・安心の看護体制を確立しよう」「貧富による格差医療制度に反対しよう」とシュプレヒコールをあげながら約40分間、白衣姿で街を練り歩いた。今年初めて参加したという看護師の徳永智子さん(53)は働く現場の厳しさを訴え、「患者さんのそばに寄り添ったり、ゆっくり話を聴いたりしてあげられないのが現状。優しさのある看護ができる環境を整えてほしい」と話した。

 県医療労働組合連合会が昨年、看護師と准看護師、助産師、保健師を対象に実施した労働実態調査では、疲れについて「翌日に残ることが多い」とした人が54・8%で最も多かった。また、仕事を辞めたいと思うのは「ときどき」が53・6%、「いつも」も20・2%あった。川辺淳二副執行委員長(62)は「医療ミスや離職率の高さにつながる深刻な結果だ」と話した。(寺尾佳恵)

(参照サイト:朝日新聞

追記コメント|看護師の転職・復職サポート!ナース.jp

看護師さんの労働環境の改善は依然としてすすんでいません。
今後の超高齢化に向けて、ますます医療現場の環境は悪くなっていくでしょう。

現場経験の豊富な看護師さんの方が末永く働いていける環境づくりが急務ですね。

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