3年目・4年目の看護師の転職

3年目、4年目の看護師の転職の注意点

看護師として3年目、4年目ともなると一通りの現場での経験や基礎知識の勉強も終え、そろそろプリセプターとして後輩の指導をしている看護師の方もいると思います。
一方で、本当にこの職場で今後の自分の看護師としてのキャリアを詰んでいっていいのか、他の病院の方が自分に合った仕事が出来るのではないか、など転職も視野にいれて悩み始める看護師さんも多いでしょう。

3年目、4年目ともなると、1年目、2年目の転職とは異なり次の職場では基本的には即戦力としての転職となります。転職を本気で進める前に、まずは、今の自分の看護師としての経験がどの程度なのかを把握する所から始めましょう。

看護師1年目、2年目で転職を考えている方はこちらの記事をご覧ください。

自分の3年間、4年間の看護師としての経験を整理する

先程、即戦力としての入職を求められていると書きましたが、《即戦力=経験豊富》と言うわけではありません。
基礎的な看護経験、看護知識はありますが、キャリア10年、20年の先輩看護師と比べるとまだまだ半人前と言わざるを言えません。しかし、3年目、4年目の看護師に対して、10年以上キャリアがある看護師と同じスキルを期待することは、採用する側もしませんので心配はないでしょう。

大事なポイントは、1年目、2年目の看護師との決定的な違いをあなたがしっかりと理解し、自分自身のアピールポイントを間違えない事です。

3年目、4年目の看護師としての一番の強み・メリット

  • 教科書から学んだだけではなく、臨床の経験がある。
  • 看護技術の基本が出来ている。
  • 若手の為、新しい職場での知識の吸収が早い

の3点になります。

採用側にしてみれば基礎技術が出来ていれば、先輩の看護師がつきっきりで教える必要はなくなります。
つまり、一人前に育てるための教育が必要とならないため、病院側としても教育のコストが必要となりません。

夜勤経験もあるようでしたら、すぐに看護師1人あたりの夜勤の負担を軽減させる事も出来ます。

また、もっと経験が豊富な看護師だと、前の職場でのやり方が身についてしまっているため、転職後の職場でのやり方になかなか順応できない場合もよくあります。その点、まだ若手の3年目、4年目の看護師の場合は、まだ自分なりのやり方がそこまで染み付いていないため、新しい環境への適応も早い傾向があります。

これも3年目、4年目の看護師の大きなメリットになります。

3年目、4年目の看護師としての弱み・デメリット

一方、3年目、4年目の看護師のデメリットとしては、ベテランの看護師と比較してしまうと、まだ圧倒的に現場での経験が足りていないため、デメリットとしては経験不足・スキル不足があげられます。

こればかりは、経験を実際に積んでいかなければ解決出来ません。そのため、前述した通り、採用側としてもいきなりベテラン看護師と同じスキルを期待していることはありません

自分が今まで経験してきたことを誇張せずに、堂々と素直に伝える事が大事です。
また、自分自身に経験・スキルが不足している部分はキッチリと伝え、その上でさらにスキル習得へ前向きに取り組んでいきたいという姿勢を伝えていくようにしましょう。

3年目、4年目の看護師さん向けの履歴書・職務経歴書に使える転職志望動機の事例・サンプルをまとめてあります。こちらも、転職の際に参考にしてみてください。
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